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リコッタチーズケーキ ラズベリーソース
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娘を連れて近所の大型スーパーのチーズ売り場をウロウロしていたら、売り場のおじちゃんが商品片手に近づいてきた。
「このチーズすごく美味しいから!子供は絶対好きだから!」と言って、私の手にそれを握らさんばかりの猛烈なアピール。
何のチーズ?と私が訊ねると、「ものすごく美味しいリコッタだよ」との返事。

ちなみにリコッタと言うのは、牛乳(羊乳)からチーズやバターをとった後に残る乳清からできているので、ほかのチーズに比べると低カロリーで安価なものです。
しかし、そのおじちゃんのお勧めリコッタは、通常のものよりも値段が高い。一番安いリコッタのちょうど倍くらいしていた。
へーそんなに美味しいの?ちょっと興味がわいたのでカートに入れました。と言うよりも、おじちゃんの情熱に負けたんだけど。
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ということで、前回に引き続きまたリコッタチーズの登場です。
このフレッシュリコッタチーズ、かなり水分含んでいます。ちょっとつまんでみると、ほんのり自然な甘さがあって、そのままパクパクいけそうな感じ。
だからフルーツとかはちみつといっしょにそのまま食べてもよかったんですが、その時の私の気分はチーズケーキでした。
火を通すなら、こんないいリコッタを使う意味はないような気もしないではないんですが、いいんです。チーズケーキが食べたかったんです。どうしても食べたかったんです。だからそのへんの突っ込みは受け付けません。

今回は蒸し焼きのどっしりタイプ、アメリカンなチーズケーキにしてみました。でもリコッタで作ってるので、仕上がりは軽いです。
丸くくり抜いて、ラズベリーで飾り付けしてみました。ラズベリーソースはこの間のいちごソース同様、適当に煮込んで漉してます。
シンプルだけど、かなり満足。フルーツ変えて、また作ります。
by t-fortunati | 2006-03-30 17:46 | うちの食卓
ブカティーニ ノルマ風
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イタリア在住の人にしか分からない話だけれど、こっちではアメリカのリアリティショーをそのままコピーしたようなテレビ番組がよく流行っている。
内容はかなりかなりくだらない。だけど、そのくだらなさを見たがる人が世の中に多いのも事実のようで、それらの番組はシリーズ化されて、もう何年も続いている。

そして私の夫も例外ではなく、悪態をつきながらも毎回しっかりと見ている。見ながら本気で文句をたれ、一人で勝手に血圧を上げている。ものすごくバカだと、たまに思う。

ところで。現在その「グランデ フラテッロ」というリアリティショーには、中国人の女の子が出ているのだけれど、イタリア人の中に一人混じっている彼女はとても目立つ。
しかも彼女の話すイタリア語にはかなり癖があり、ちょっとオーバーアクション気味なところもあるから、イタリア人からは格好の物まねネタにされてたりする。

で、やっとここから本題なんですが、このあいだ近所のスーパーに行った時のこと。レジで私の前に並んでいたイタリア人のおじちゃんが、私の顔を見て、ものすごく分かりやすく驚いていた。漫画だったら大きなびっくりマークが頭の上に飛んでいる感じ。
で、いきなり私に向かってこう言った。

おっちゃん:「あ、あ、あんた、グランデ フラテッロの!」

私:「へ?」

おっちゃん:「あの中国人!」

私:「ち、違います」

おっちゃん:「ええ? でも、昨日テレビで見たよ」

私:「違いますって」

おっちゃん:「でもホントにそっく・・・」

私:「違いますっ!
だって彼女と私はホントに似ていない。髪が長いことくらいしか共通点はない。
決して「似てる」と言われたのが不愉快だったのではなく(実際その中国人の彼女は、黙っていれば可愛い顔をしています)、ホントに似ている要素がない。

まあでも、アジア人を見慣れていない人にとっては仕方ないことだとは思う(さすがに私の夫は「似てない」と言うけれど)。
だけど今回、丸顔と面長の区別さえついていない人がいることを思い知った。私はもう少しイタリア人の顔見分けられるけどなー。

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今日のパスタはノルマ風のブカティーニ。ブカティーニは中が空洞のロングパスタのことです。

トマトソースのパスタに、茄子とリコッタチーズを組み合わせたものを「ノルマ風」という、らしい。そして、そのリコッタチーズは、フレッシュなやつじゃなくて塩の入った熟成タイプ(ricotta salata)を使用する、らしい。*「らしい」を連発するのは、これが南イタリアの料理だからです。

私は茄子入りパスタが大好きでよく食べるけれど、たいていチーズ抜きで食べる。でも今回は、この塩入リコッタが少しだけ切り売りされていたので、なんとなく買ってみた。
これ、さすがにリコッタだけあって、クセがなくて食べやすいチーズでした。けっこうしっかりと塩もきいているので、なんかほかにもいろいろ使えそう。
by t-fortunati | 2006-03-27 08:20 | うちの食卓
豚フィレ肉の岩塩焼き トマトとハーブのソース
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先日こっちの料理雑誌でみつけたオーブン料理のレシピ。岩塩を2キロも使うところが面白そうで、さっそく作ってみました(実際に作ったのはレシピの半量なので、岩塩は1キロ使用です)。

岩塩は普段パスタを茹でる時に使っているもので、こっちでは1キロ入って30~40円くらいで買えます(もちろんもっと高いのもありますが)。
それからレシピでは仔牛肉を使っていましたが、仔牛のフィレってけっこう高いので、うちの冷凍庫にあった豚フィレで代用しました。

作り方はとてもシンプル。まずは、オーブンバットに岩塩を敷き詰めて肉を置き、肉の表面にも岩塩をのせる。包丁の背でつぶしたにんにくとローズマリーを添えてオーブンで30分焼く。

・・・のですが、これ、塩とローズマリーの焼ける匂いがきついので、鼻にきます。いい匂いではあるんですけどね。窓開けたら寒いわ締めたら苦しいわでちょっと大変でした。
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これが焼きあがった状態のもの。あまりにもきつい匂いがするので、ベランダに出して撮影しました(近所の人に笑われながら)。
このあと肉についている塩を取り除き、フライパンで表面を焼きつけて出来上がり。

ソースもとてもシンプルなものです。オリーブオイルといろんなハーブを鍋にかけ、ざくざく切った生トマトを加えて煮たてただけ。
レシピではすべて生ハーブを使っていましたが、現在うちにはローズマリーの木しかないので、ほかはぜーんぶドライで代用してしまいました。それでも、けっこういい味でます。

今年こそはハーブをいろいろと育ててみようかなとは思ってるんですけど・・・なんせガーデニングとか大嫌いなもので、いつもお隣さん任せです。
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実はこうやってこの肉を食べたのは、翌日のお昼。作った当日の夜に食べるつもりだったのですが、すでにこの日のお昼、夫は肉をたらふく食べていたのでした。

しかし翌日温めなおしたものも美味しかったです。少しぱさっとしてましたが、フィレ肉だしこんなものでしょう。ものすごく塩辛くなるんじゃないかと心配してましたが、塩加減は絶妙でした。仔牛肉が安い時に、またやってみたいと思います。窓を全開にできる夏あたりに。
by t-fortunati | 2006-03-23 20:47 | うちの食卓
ズッキーニとドライトマトのフォカッチャ
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昨日は父の日(サンジュゼッペの日)でした。イタリアでは曜日に関係なく、毎年3月19日が父の日になります。今年はたまたま日曜日だったけど、3月の平日に「父の日」って言われても、全然ピンとこないので、私はその存在をよく忘れます(ちなみに母の日は、イタリアでも5月の第二日曜日)。

それでも今年はちゃんと覚えていて、前日からいろいろな料理を予定していたのだけれど、なぜか作るもの作るものことごとく失敗。
ブロッコリーは茹で過ぎるわ、作ったケーキは羊羹みたいだわ(見た目がね)、魚は生焼けだわでいいとこナシでした。

唯一まともにできたのは、写真のフォカッチャのみ。たっぷりのズッキーニのソテーとドライトマトを生地に混ぜ込んで、パルメザンチーズをかけて焼いています。
ズッキーニを入れたフォカッチャは以前も作ったことがあるんですが、今回は大量に、どーんと2本のズッキーニ(大きめ)を混ぜ込んでみました。
フォカッチャ食べてるのか、ズッキーニ食べてるのか、分からないくらいの勢いで入れてみたんですが、発酵が進むと最終的にはフォカッチャらしくなりました。
これ、噛むたびにズッキーニとオリーブオイルの風味がじゅわっと広がって、とっても美味しいのです。食べ過ぎ要注意。
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これは娘が幼稚園で作ってきた父の日の贈り物。ボーリングのピンかと思ったらネクタイだった。
ハートのカードがついていて、開けると可愛過ぎる似顔絵が描いてありました。
by t-fortunati | 2006-03-20 09:47 | うちの食卓
海老とブロッコリーのカネロニ
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娘のクラスの数人の子供は、もうすでに乳歯が抜けはじめているという。へーもうそんな時期なのかと、なんとなく子供の歯について調べていたら、いつのまにか歯列矯正のサイトばかりさまよっていた。というのも、私も夫も決して歯並びが良いほうではない。だから将来娘に矯正治療の必要がでてくることは以前から覚悟していたのだ。

イタリアの矯正歯科事情はよく分からないけれど、日本のサイトを見る限り、今はいろいろ技術も進歩しているようなので、歯列矯正による負担(精神的にも身体的にも)はきっと昔よりは軽いように思う。それでも子供にとっては辛い治療になることに違いはないので、娘にはちゃんと説明して、納得してもらってから矯正治療を始められたらいいなと思う。
まあでも、まだ一度も矯正歯科に連れて行って見てもらったことがないので、今の時点ではなんとも言えないのだけれど。



そういう私も小学校低学年の頃、歯列矯正をしたことがある。当時は歯の表側にごっついワイヤーの装置を付ける治療がほとんどで、初めて歯医者でその装置をつけてもらった私は、この先ずっとこんなゴリラのような口で生活することなど、1ミリも信じられなかった。
「こんなん絶対嘘!」そう思いながら夕飯を食べ、その夜はなんとか眠りについた。

翌日は遠足だった。朝起きてから学校に集合して、バスに乗って、観光して(場所は覚えていない)、お弁当を食べ終えるまで、私はずっとずっとその口の中の異物の存在を我慢していた。
なのにふと気がつくと、私はその湧き出る欲望を実行に移していた。

前歯に張り付いているワイヤーを、むにぃぃぃぃと力いっぱい指で広げ(多分いろんな方向から10回くらいやった)、私はその矯正装置を外したのだった。
そしてそれを空のお弁当箱にカランと投げ入れ、清々した気分でうちに帰った。そして、母には「これ、勝手にとれた」と大嘘をつきながら弁当箱を差し出した。

母がこの治療に、一体いくらお金を払ったのかは知らない。でも歯列矯正治療なんて、昔も今も安いわけがない。
母は怒るのも忘れ、しばらくその弁当箱の中身を見つめて呆然としていた。そしてもちろん後日診察に行った歯医者さんも、だらりと伸びたワイヤーを見て言葉を失っていた。

そういうわけで、私の歯列矯正はたった一日で終わり、これに懲りた母は私の二人の妹にも矯正治療を施さなかった。
あの時我慢していれば今頃私も妹も・・・(以下省略ってことで)。

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今日の料理は久しぶりのカネロニ。ヘビーなパスタにしたくなかったので、中身はブロッコリーと海老を小量のリコッタチーズであえたもの。生パスタでくるりと巻いたのをオーブンで焼いて、少しだけベシャメルソースかけて食べました。なかなかいい感じ。アスパラとかカルチョーフィでもやってみたい。
by t-fortunati | 2006-03-15 19:00 | うちの食卓
パンナコッタ いちごソース
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普段家で私や夫がパソコンをいじくっているのを、そばでじーっと見つめている娘。たまに無料のゲームなどをダウンロードして遊ばせてあげるのだけれど、最近は一人で勝手に操作するようになった。マウスを持つ手もかなりさまになっている。
驚いたのはGoogleに「disney」などと単語を打ち込んで検索し、面白そうなサイトやゲームを自分で見つけていたこと。5歳児がググッてる!
きっとコンピューターが子供でも簡単に使える時代になったって事なんでしょう。でも放っておくと、何時間でも熱中してしまうところは怖い。時間制限を厳しくしておかないと。

先日の出来事。
娘: 「マンマー、ガメオヴェルってなに?」
私: 「ガメオベル?」
娘: 「違ーう!ガメオヴェル」
私: 「ガ、ガメオ・・・ヴェル?」
娘: 「そう!ガメオヴェル」
私: ???
普段からイタリア語と日本語ミックスの変な言葉を喋るうちの娘。他人には分からなくても、私には娘の言っていることは理解できると自負していたのに、このときはまったく分からなかった。
ガメオヴェルって一体何語?ひたすら頭の中でその意味不明な単語を反芻していると、「これこれ!」と娘がパソコンの画面を指差した。そこにはどーんと

GAME OVER
の文字が。
ひらがなもカタカナもイタリア語も読めるけど、英語は読めないのねー。ちなみにlifeはリフェで、movieはモヴィエですから。(笑)
これからは「英語のイタリア語読み」も考慮して、娘の喋る言葉を理解していかねばなりません。



写真のパンナコッタは、この間の誕生日の翌日に作ったもの。ケーキに使った残り物の生クリームといちごを使い切るために。
いまいちだった大きないちごも、砂糖とラム酒で煮たら美味しいソースになった。パンナコッタには絶対カラメルソースだと思ってたけど、いちごソースもなかなか。
パンナコッタ液は、できてもすぐに型に流してしまわずに、とろみがでるまでボールの中で混ぜてから型に入れて冷やす。そうするとバニラビーンズが底に固まって沈まない、ということを今回勉強いたしました。なるほどねー。
by t-fortunati | 2006-03-10 21:18 | うちの食卓
カルチョーフィとリコッタチーズの詰め物パスタ
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昨日は時間に余裕もないくせに、朝から大量の詰め物パスタを作ってました。撮影しながら作るので、いつもはもっと十分に時間をとってやるのですが、思いたったらすぐに実行に移してしまうこの性格。おかげで娘のピアノのレッスン5分遅刻ね。反省。

中身は茹でたカルチョーフィを、リコッタとパルメザンチーズに混ぜたもの。あ、残り物のスペックも2~3枚入れたな、そういえば。
カルチョーフィなんて、そのままだと夫も娘も絶対に食べませんが、こうやってパスタに入れてしまうと(フードプロセッサーで刻む)、騙されて食べてます。うしし

では簡単なプロセス写真を。
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薄く伸ばしたパスタ生地の上に具を載せ
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二つに折りたたんで
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くり抜く。
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出来上がりー。何のソースで食べようかな。
by t-fortunati | 2006-03-08 18:42 | うちの食卓
ポルペッテのトマト煮
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1月に結婚したばかりの韓国人の友人が、新婚旅行を利用してうちに遊びに来てくれた。
10年前にオーストラリアで知り合った彼女とは、メールやチャットを通じてずっと親交はあったものの、今回が4年ぶりの再会(前回は神戸で会った)。
ミラノをすっ飛ばして、わざわざ私に会いに来てくれたことが、嬉しくて嬉しくて。

ということで、二人をがっちりと迎え入れるためのセッティングはぬかりなく。そしてもちろん食事の下ごしらえも前日から始め、前菜からデザートまで気合い入れて作り上げました。
写真のポルペッテ(ミートボール)はその中の一品。彼女の旦那さんは、これを美味い美味いと言って、10個以上も食べてくれた。彼とは初対面だったけど、絶対いい人だと確信しましたね(そんな理由で)。たくさん食べる客人て大好き。

彼らがうちに滞在したのはたった一日だったけど、いろいろ喋り倒して食べまくって、それはそれは楽しい時間を一緒に過ごした。そして、分かれる時はずいぶんと寂しかった。次に会えるのはいつだろう。今度は私が彼らに会うために、韓国に行かなければ。

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これはうちに到着するなり、真っ先に彼女が私に差し出したもの。
なんとAIR FRANCEの機内食についてたキムチ!彼女は私が大のキムチ好きであることを知っているので、食べずに持ってきてくれたのだった。(笑)
それにしても、AIR FRANCEでも韓国人の乗客にはキムチを出すということに驚いた。飛行機の中ものすごく臭うと思うんだけど、どうなんだろう。
by t-fortunati | 2006-03-05 22:39 | うちの食卓