
若い頃はよく分からなかったのです。
なぜ神戸のおばちゃん達は、3月になるとがむしゃらにイカナゴを炊くのか。
この時期はとにかくどこに行ってもイカナゴイカナゴ。スーパーの特設コーナーでは、熱心にイカナゴを物色しているおばちゃんが必ず数人。うっかり誰かにくぎ煮のレシピなんて聞こうものなら大変なことになります、すっごい語り出しますから。
郵便局の窓口付近には、地方発送されるであろうイカナゴのくぎ煮の包みが高く高く積上り、くぎ煮専用のタッパー付きのレターパックまで売り出される始末。とにかく神戸のおばちゃんのイカナゴに対する情熱の深さは尋常じゃないのです。
しかし、自分が神戸のおばちゃんになった今、その気持ちがようやく理解できるようになった気がします。多分、理由はないのだと思います。でも、炊かねばならないのです。だって毎朝水揚げされたイカナゴが待ってるんですから。しかもその旬は短い。
「くぎ煮ダンスでゴー!ゴー!ゴー!」と口ずさみながら(そんな歌が本当にある)、さっとイカナゴ1キロを手にとりレジへ。一目散に家に帰ってくぎ煮を作る日々。私も立派な神戸のおばちゃんになれたような気がします。
*いかなごといかなごのくぎ煮については、ここに
詳しい説明があります。

とはいっても、今年初めてイカナゴのくぎ煮を作った私。

スーパーにおいてあったレシピでおそるおそる作り始めると、

だ、大失敗!こんなふにゃふにゃして艶のないものはくぎ煮ではない。

その後さらに一度失敗をしたあと、3度目の正直でできたのがこちら。ちょっと硬めでピンとした感じが分かりますでしょうか。くぎ煮の作り方はシンプルで、そんなに手間ひまかかるものではないのですが、初心者の私には煮詰め方が難しかったです。ある程度煮詰まるまで絶対にイカナゴに触らない、というのがどのレシピにも共通した点でした。
今シーズンはあと5キロくらい炊いて、上手にできたものは順次いろんなところに送りつける予定。東京のO田さん、そちらにはそろそろ届く頃です(笑)。
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先日お知らせしました芦屋の
Abundante での企画レッスン、何とか無事に終了することができました。ご参加いただきました皆様には、心から感謝を申し上げます。緊張しっぱなしの3日間でしたが、おかげさまでとても楽しい時間を過ごすことができました。
今回はたくさんの新しい出会いがあり、普段引きこもりがちな私にとってはとても刺激的な日々でした。また次の機会にお会いできることを楽しみにしております。
改めまして、このたびは本当にありがとうございました!